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つつじ~成和SS~

6月に書いていたお話なんですが、このままお蔵入りにするのもかわいそうかなと思いアップする事にしました。
季節遅れですがお許し下さい。



学園島は今は色とりどりのつつじが満開だ。
赤、ピンク、白それぞれが綺麗に咲き誇っている。
四季折々の花が楽しめるようにと、祖父がこだわりを持って造っただけある。ここにしかない珍しい花も多くある。

いつものように成瀬さんはお弁当を作ってきてくれた。
「今日は天気がいいから外で食べない?。」
「いいですね。俺がとっておきの場所知ってますからそこで食べましょう。」
子供時から大好きな場所で、いつも大きな気にもたれかかって本を読んでいた。
木々に囲まれてちょっとした秘密の場所だった。そんな場所で今成瀬さんとのんびり過ごすこの時間は至福の時だ。

「へぇ~こんな所にこんな素敵な場所があるなんて驚きだな。」
「なかなかいいでしょう。祖父の家に来た時に見つけたんですよ。俺の秘密の場所なんです。」
「遠藤の子供の頃ってかわいかっただろうな。逢いたかったな。」
「俺が子供頃は成瀬さんはもっと子供でしょ。」
「あっ、そっか。」
「でも俺も子供の頃の成瀬さんに逢いたかったな。すごくかわいかったんだろうな。」
「僕より、遠藤の方がかわいいに決まってるよ。」
そんな会話をしながら、成瀬さんの作ったお弁当を開ける。
今日のお弁当は鳥のそぼろ弁当。甘辛く炒った鳥そぼろに黄色い炒り卵、そして細かく刻んだきぬさや、まんなかに紅生姜彩りが綺麗で食欲をそそる。
そしてくまちゃんかまぼこが入っていた。
「わっ、凄く美味しそう!!それにこのくまちゃんのかまぼこ、とっても可愛い。食べるのがもったいないな。」
「もったいなくないよ。ハニーに食べてもらえるから、くまちゃんのかまぼこも喜んでいるよ。早く食べて。」
「わかりましたよ。それじゃ遠慮なくいただきま~す。」
ひとくちほおばると口の中に鳥そぼろ甘辛さが広がる
「成瀬さんの作るお弁当は本当に美味しい!!いつもありがとう。成瀬さんも一口どうぞ。」
「えっ、いいの。遠藤がそんな事言ってくれるなんて嬉しいな。それじゃ遠慮なく。」
子供みたいに嬉しそうな顔で食べる顔は、いつも大人びた顔と違ってかわいい!!不覚にも抱きしめてしまった。
「遠藤!?どうしたの。」
「ど、ど、どうしたのって…俺が抱きしめたら悪いか!!」
恥ずかしくて思わず後ろを向いてしまった。いったい何してるんだ俺。自分で自分に驚いた。
「悪くなんかないよ。遠藤から抱きしめてくれるなんて凄く嬉しいよ。それじゃ僕も」
そう言うと成瀬さんは後ろから俺を抱きしめた。心臓がドキドキして壊れそうだ。
「遠藤顔が真っ赤だよ。そんなかわいい顔僕以外の人に見せちゃだめだよ。」
「だ、誰のせいでこうなったと思ってるんだ。みんな成瀬さんのせいじゃないか。離せ!」
俺の剣幕に驚いた成瀬さんは、抱きしめていた手を離した。

「ごめん遠藤。君があまりにも可愛過ぎて…。」
シュンとなって大きな身体が小さくみえる。顔は今にも泣きだしそうな情けない顔をしている。
そんな目で見るな。俺はその目に弱いんだ。

「そんな情けない顔するな。俺が悪い事してるみたいじゃないか。気を取り直してお弁当食べよう。
成瀬さんが作ってくれたお弁当は世界一だからね。」
そう言うと泣きそうだった顔が、満面の笑みに変わった。なんて嬉しそうな顔して笑うんだ。こっちまでつられて
笑顔になってしまう。

「ねぇ、遠藤。つつじの花の蜜吸った事ある?」
「つつじの蜜?」
「そう。こうやって花をとって蜜を吸うんだ。」
成瀬さんは花を採るとつつじの蜜を吸った。
「う~ん甘くておいしいよ。子供の時やったことない?」
「やったことない。」
「それじゃやってごらん。ねっ。」
「う、うん。こうやるのか。」
成瀬さんがしていたように、つつじの花をとって蜜をすった。
「わぁ~ほんとだ。甘い。」
「でしょう。つつじの花言葉知ってる?」
「つつじの花言葉?知らないです。」
「つつじの花言葉は自制心・節制、赤は恋の喜び!白は初恋!やまつつじは燃える思いだって   
「凄い!!よく知ってますね。自制心に節制だなんて、成瀬さんとは程遠いですね。」
「ひどいな。僕そんなに自制心ないかな?」
「はい。ところ構わず抱きつこうとするじゃないですか。」
「それは遠藤が魅力的過ぎるから、我慢できなくなるんだ。僕はさしずめ赤いつつじかな。遠藤に対する燃える思いは誰にも負けないよ。」
「成瀬さん。」
本当にこの人はこんなセリフをサラッと言ってのけるんだ。嬉しいのと恥ずかしいので顔が真っ赤になったのがわかる。
「遠藤この赤いつつじみたいに顔が真っ赤だよ。」
「だから見るな!と言ってるだろう。」
こうなったら先手必勝だ。成瀬さんの胸の中に飛び込んだ。
「こうすれば顔見えないだろう。」
「え、えんどう。Σ(^∇^;)えええええ~」
驚いて声がうわづっている。やった~O(≧▽≦)O ワーイ♪成瀬さんを驚かす事ができた。しかし喜んだのもつかの間俺は成瀬さんにしっかり抱き抱えられた。
「離さないよ。」
「え、えぇぇぇぇ~」

そのまま遠藤は成瀬のお持ち帰りされてしまいました。


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プロフィール

ゆり

Author:ゆり
アニメ、漫画、声優好きの主婦が、乙女ゲーム「BL]にハマり主腐
に変身!
只今「学園ヘヴン」の和希受けにはまり成和に夢中
食べる事お菓子作りが大好きです。

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